![]() |
大林宣彦監督作品『あした』に登場後、保存が検討されながら、 水没後も、その復活を望む声がやむことはありませんでした。 「呼子丸」は瀬戸内海を往来していた木造船の |
いつしか時代の流れの中で失われようとしている 熟練の職人技=木造船体建造技術、 しかも、 まさに「呼子丸」そのものを建造したご本人との出逢いにより、 再び「呼子丸」が忠実な形でこの世に復活する可能性を得ました。 当初、向島兼吉バス待合室を展示予定場所とし、 1/8縮小、実寸2mで計画致しましたが 縮小度が大きく、船大工として、技術が生かせない事が判明。 渡邊忠一氏の工房や体力、技術の伝承等を総合的に再検討し 1/6=3.6mでの再建・保存を目指します。 細部に渡るデザイン考証、材木の選定などはできうる限り、 建造当時の仕様を踏襲いたします。 またこのスケールアップにより、 |
![]() |
「呼子丸 1/8再建計画」の活動経過
平成12年 (2000年) |
9月
|
映画『あした』の撮影終了後、木造船「呼子丸」の海上保存は困難を極めましたが、5年にわたり尾道市が維持管理。しかし老朽化のため、突然8月6日夕方に腐敗沈没。さまざまな観点から調査・検討されたが修復不可能との判断で廃棄処分となる。 |
平成13年 (2001年) |
11月
|
「呼子丸 1/8再建おのみち実行委員会」発足。 |
12月
|
中国銀行尾道支店ロビーで募金キャンペーンのために「呼子丸」パネル展を開催。 『あした』撮影中の写真パネルを中心に、大林映画作品 の撮影台本、衣装、大道具なども合わせて展示。呼子丸再建の協力を呼び掛ける募金箱を置いた。 |
|
平成14年 (2002年) |
1月
|
大林宣彦監督・恭子プロデューサーが「呼子丸」復元準備を進める船大工・渡邊忠一氏を初めて訪ねる。 |
7月
|
30日、これまでに集まった募金をもとに、船大工・渡邊忠一さんに再建工事を発注した。 |
|
平成15年 (2003年) |
6月
|
福屋尾道パブリックスペースにて募金キャンペーンのために「呼子丸」パネル展を開催。 1年目の製作経過を写真とビデオで報告。 その他、尾道市内さまざまな会場でパネル展を開催しました。 |
平成16年 (2004年) |
4月
|